2017年3月14日火曜日

中世的停滞とどう戦うか

停滞する期間が誰にでもある。

長く何かに取り組んでいると、
なんとなく停滞してしまう時が出てきます。
出てこない人、というのは
それは優秀か、人格障害かどちらかのような気がします。

では、停滞、というのはどういうことでしょうか?

会社に勤めて早3年、安定してきたし、何も問題ない。
でも、何か物足りないような、やる気がでないような。

こういう人って結構いると思います。

経営者だって、一年の中で、
なんとなく抜けててしまうとき、というのはあります。
プロジェクトを移管した直後だったり、
結果を待つフェーズだったり、
お金のやりくりが安定している瞬間。

なんとなく、気が抜けやすいときです。

停滞にはいくつか種類があると思います。

・やるべきことがわからなくなった。
・次にやることはあるけど、気が進まない。
・なんか面倒くさくて意欲がでない。

ここで戦うための幾つかのパターンがあると思うので、
種類に分けて書いてみましょう。

① 目標を再認識する

自分が、どこを目指している人間だったのか、
改めて考えてみることです。
そして、今、どこの位置にいるのか、
を十分に考えてみます。

今、停滞していたとして、
次にやるべきことに着手します。

目標が明確な人にとってそれは難しいことではありません。

② 興味の幅を広げる

人にあったり、本を読んだり、
ぼんやりテレビを見たりして、
知的好奇心を増幅させることです。

次にやることが見つからない人は、
目標と現在の間のマッピングに空白が多いのです。

空白を埋めるのは知識と情報です。
それを埋めて、道筋を造ります。

③ いいイメージを想像する

前の二つができているけど、
重い腰が上がらなくなった人は、
マッピングした自分の地図を眺めてください。
マッピングされたマイルストーンが、
具体的で定量的でなければ、
定量化を行います。

そして、焦ってください。
「こんなことしている場合でない」と。

④ 何か別のことをやってみる

目標も定まっている。道筋も見えている。
それでも、腰が上がらない人は、
何か別のことをやるべきタイミングです。

目標に直接関係ないことでも、
別の「楽しい」「ワクワクする」ことに
取り組んでみましょう。

遊ぶのでもいいです。
いわば、リフレッシュと現実逃避です。
それでも、目標が見えていれば、
必ず元の道に戻ることができます。

ある程度、人生には寄り道が必要です。

結構、普通の面白みのないことを書いている気がしますが、
そういうものかな、と思います。

人間というのは、やる気がでないと何もできないのです。
やる気は充実感です。
充実は小さな成功の積み重ねです。

大きく出る必要はありません。
小さなものを積み上げて、大きな成功に向かえばいいのです。

停滞こそが成功、という人もいる

一方で、停滞している状況こそ成功、という人もいます。
簡単な例は職人です。

一定のクオリティを一定にこなしていく、
というのを毎日毎日積み重ねる。
これは大変なことです。

イチローのルーティンはよく知られていることですが、
それができないと、あの偉業はなし得ない、
というのは、その領域にいない人でも、
理解できるところではないでしょうか。

もちろん、それは停滞とは違います。
技術の追求、知識の獲得、
それらがあって初めて到達できる領域です。

私がいいたいのは、
単調だからだめ、ということではないということです。
粛々と、イメージするところに近づいていく執念。

これもまた、非常に大事ということです。


0 件のコメント:

コメントを投稿