2017年3月4日土曜日

「引き寄せ」がうまくいかない理由

法則は何を「引き寄せるのか」

「引き寄せの法則」に触れて、実践しながらも、
上手く行かない人が多いのではないでしょうか。
それは、様々な観点が混同されて、
上手くいかないのではないか、と思うことがあります。

「引き寄せの法則」は豊かさの法則である、
とも思えます。
豊かさとは何でしょうか?

・金銭的に余裕がある。
・物質が豊富にある。
・人間関係が心地よいものである。
・全ての行動が思い通りで充実している。

ということでしょうか。

例えば、金銭的に余裕があるという状態はどういう状態でしょうか。

・現金がたくさんある。
・お金が増える投資物件がたくさんある。
・お金に変えられる資産がたくさんある。

ということだと思われます。

では、この「たくさん」とはどれくらいの量でしょうか?

「引き寄せの法則」ではこれを具体的にイメージするように要請しています。

・資産が1億円ある。
・預金が1億円ある。
・年収が3,000万ある。
・毎月300万入ってくる。

などなど。

あなたがもし、今、年収500万だったとして、
3,000万をイメージしたら6倍のお金となります。

何故、3,000万なんでしょう?
本当にそんなに必要でしょうか?


「いる」という考えの過ち

考え方の一つとして重要な部分があります。
この3,000万は「当たり前」の数字なのか、「必要」な数字なのか、
ということです。

「必要」と感じている間はなかなか引き寄せられないと思います。
「必要」ということは何らか現在とリンクして必要としているということで、
それは、「今、無いから」というものと近似します。

基本的に、お金というのはそんなに必要ではありません。
でも、たくさんあると、一定の豊かさを保証してくれる、大変重要な要素です。

例えば、起業(法人設立)したいと思ったとき、
現在の日本では、それほど多額の資本金は必要ありません。
もちろん業種業態ややろうとしていることによりますが。

たくさん必要だ、と思っている人は、必要だと思う根拠があると思います。
それは、人件費がいくらで、原価がいくらで、という計算を元に成り立ってると思います。

こういった計算は「引き寄せの法則」に馴染みません。
次々と不安が沸き起こり、不安を補うための足し算が発生します。
ということは、引き寄せているのはやっぱり「不安」です。

「引き寄せの法則」を活用したいのであれば、現実と少し距離を置いたほうがいいです。
それが、今と比べて遠いイメージのものであれば、なおさらです。

「会社をやりたい」という人が、法人設立を具体的に実施する場面は、
既に引き寄せている状態なので、現実感覚が必要で、やらないといけないことを確実にやる必要があります。

しかしながら、引き寄せ段階であれば、
妙な具体性を出してしまうと、たちまち後ろ髪を引っ張られる結果となります。


望むのは「豊かさ」「豊かなイメージ」

あなたの理想の状態をイメージしてください。
それはどのようなイメージでしょうか。

遊んでくらしている状態でしょうか。
やりたい仕事をしている状態でしょうか。

それによって、十人十色の人生模様があると思います。

例えば、会社を3つしていて、それぞれが順調で、
投資物件をもっていて、それぞれが適切な利回りをもっているとしたら、
それぞれでどれくらいの収入を得てるかイメージすることで、
年収3,000万が「必要」でも「欲しい」でもなく「当然」の結果となっていることが、
わかると思います。

そのイメージをビジュアライゼーションすることで、
その状態を引き寄せることができる、ということです。

とりあえず、お金がわかりやすいと思うので、
お金で書きましたが、物質も人間関係も何もかも、
引き寄せの極意はそこにあるのだと思います。

ただ、それが現実とあまりにも遠すぎると、
イメージ自体がし辛いかもしれません。
そういう場合は遠いイメージの手前に何個か
イメージを置くのも一つかもしれません。

それは、一つにイメージに制限を掛けることに
なってしまうかもしれませんが、
そのどれにも到達できない、というのは悲しいので、
そうした段階を踏むのもよいかもしれません。

「私は、◯◯になりつつある」というのは、
ネガティブマインドを矯正するテクニックとして紹介されています。
すこし弱いですが、そういうものも、
マインドを変えていくプロセスで必要、ということなのでしょう。


とにかく「マインド」なのです。

「引き寄せの法則」はとにかくマインドの転換を示しています。
ネガティブはネガティブを引き寄せ、
ポジティブはポジティブを引き寄せる。
たった、それだけのことなのです。

ということは、すごく大事なことに気づくと思います。
「引き寄せの法則」という言葉に引きづられてはいけません。

日本人なら大半は知っていることがあります。

神道は、社に鏡がおいてあります。
あの鏡は何でしょう。
鏡は「依代」として、神が宿ると考えられています。
日本は八百万の神が基本ですから、
自然の中のそれぞれに神がいると考えました。

神と向き合う依代として鏡があります。

お気づきですか?
鏡は自分を写します。
神は自分の中にいるのです。

これは、「ザ・シークレット」にも書かれていることです。
あなたは宇宙と交信する媒体だと。

洋の東西を問わず、そうした考えが生まれてくること。
これが、「秘密」であり、「絶対の法則」を示しているということです。

宗教を否定する人には、嫌悪感のある話かもしれませんが、
人間は様々な方式で、この「秘密」を伝えているのです。


「引き寄せの法則」に拘ってはいけない

で、あれば、
現在氾濫する情報の中で、特定の考えに汚染されないでください。
きっかけは「引き寄せの法則」でも私のブログでも構いません。
よく考えてみてください。
本当はあなたは知っているのです。

もし、知識が無いのであれば、
「引き寄せの法則」を勉強するのではなく、
日本や、世界の歴史に学び、宗教と道徳の知識も身につけましょう。
はまってはいけません。
のめり込んでもいけません。
真実はその奥にはありません。
あなたの真実は、私も持っていません。

真実は、宇宙と、あなたの中にあります。

魅力的な言葉、魅力的な人に惑わされないでください。
あなたには、最初からその力があります。
宇宙は万人に均等に機会を与え、
全員を豊かにするに十分な物量を持っています。

自分を信じるのは容易いことです。
すこし、兆しが見えてきませんか?

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